住宅専門用語(さ・た・な行)
サイディング
板状外壁材の総称です。石綿・金属・窯業・塩化ビニール等の種類が有ります。
色や柄等のデザインが豊富で多くの住宅用外壁材として使用されています。
下がり壁(さがりかべ)
天井からつり下がった壁で床まで無い壁のことを指します。
対面キッチンの吊り戸棚を設置するために作られるのが一般的です。
下がり天井(さがりてんじょう)
他の天井面より低くなっている天井部分のことです。
天井内に梁材が有る場合やデザインとして作ることも有ります。
指矩(さしがね)
金属製のL型にできた寸法や直角を計測する工事工具のことを指します。
短辺に303㎜と長辺に455㎜の目盛りが付いて、ルート、コサイン、タンジェント、円周率なども算出できる優れものです。
サニタリー
浴室やトイレ、洗面脱衣室などの水廻りの設備を持つ部屋のことです。
障子(しょうじ)
和室における扉、窓に用いる建具の一つで、桟の間に障子紙を張ってあるものです。
紙を通して、柔らかな光が得られるのが特徴です。
GL
建築物が地面と接する位置の平均の高さのことです。グラウンドライン(GroundLine)の略です。
地盤面ともいいます。
シーリング
防水工事のひとつです。外壁とアルミサッシ枠の接合部分や、目地廻りなどの隙間から雨水等が入り込まないように柔軟性のある合成樹脂などのシーリング材を詰め込むことです。
漆喰(しっくい)
消石灰を主原料とし、ふのり、つのまたなどの海藻やひび割れを防ぐため麻などの繊維質を加えて、水で練り上げた塗り壁の材料のことです。日本古来より使用されてきた自然素材です。
調湿性や防火性などに優れており、内外壁・塀などの他、彫塑材などとしても利用されます。
シックハウス
建材に含まれるホルムアルデヒドや有機溶剤・残留の薬などにより、目や鼻の刺激・頭痛やめまい・疲労感・のどの痛みやせき・皮膚の乾燥・かゆみなどの健康障害を引き起こす原因となる建物のことです。
尺(しゃく)
日本古来からの尺貫法(しゃっかんほう)と呼ばれる寸法基準のことを指します。
尺とメートルの換算式は
1寸=30,3㎜
10寸=303㎜=1尺
6尺=1,820㎜=1間
1間×1間=1坪=3,3124㎡となりますが小数点第五位以降が切り捨てになっていますので
坪数と㎡数の変換計算式としては
坪数×3,3057=㎡数
㎡数×0,3025=坪数
とするのが一般的で、各建築士会団体でも取り入れられています。
斜線制限(しゃせんせいげん)
道路や隣接地の日当たりや通風などの環境を守るため、建物の屋根の一部分など、各部分の高さを規制するものです。道路や隣地との境界線を基準に一定の勾配斜線を想定し、建築物の各部分の高さをこの斜線の範囲内に制限します。
竣工(しゅんこう)
工事が完成することです。落成、完工ともいいます。
植栽(しょくさい)
敷地内の外構スペースに庭木や花壇、芝生を植えることです。または、植えられた庭木や草花のことをさします。
シンク
キッチンの水槽部分のことです。素材としては、ステンレスやホーロー、樹脂製などが一般的です。
地鎮祭(じちんさい)
着工前に、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得て、工事の無事を祈る儀式のことです。
浄化槽(じょうかそう)
下水道などが整備されていない地域で、水洗トイレからの汚水や、台所、浴室等からの排水を、微生物の働きなどを利用して浄化し、きれいな水にして放流するた めの設備です。
汚水だけを処理する単独処理浄化槽と、汚水と雑排水を一緒に処理する合併処理浄化槽がありますが、原則として合併浄化槽の設置が義務づけら れています。
上棟(じょうとう)
屋根の一番上の部材で有る棟木(むなぎ)を取り付けたことで、新しく住宅が立ち上がった事を指します。
上棟を行う日に上棟式を行い、工事の無事を祈る事を上棟式(じょうとうしき)と呼びますが、棟上げ式(むねあげしき)や建前(たてまえ)とも呼ばれています。
式は日本古来からの風習ですが、近年では簡略し行わない事が一般的です。
スキップフロアー
床の高さを半階ずつずらして、配置する住宅の建て方のことです。
エレベーターの停止階を1階から数階おきに設けることもスキップフロアということがあります。
スロープ
通路の段差を緩やかな勾配でつなげた通路のことです。
スロープをゆるい傾斜にすることによって、車椅子での移動が可能になります。
勾配5度くらいですと、自走可で楽に押せる角度ですが、勾配15度以上になると車いす走行は危険になってしまいます。
石膏(せっこう)
焼石膏に水を加えて練ると、流動性の液体となりますが、この液体は数分から数十分で再び二水石膏となり固体化します。このような性質があるため、石膏は左官材料等として多用されています。
造作(ぞうさく)
住宅施工の内装仕上げ工事の総称です。
間仕切り壁、階段、建具、建具枠などの取付工事のことを指します。
耐震(たいしん)
建物が地震に耐えられるかの設計基準のことを指します。
耐力壁(たいりょくかべ)
地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗したり、自重などの鉛直荷重を支える能力をもっている壁のことです。
例えば、木造軸組工法では、柱・梁・筋かい から構成されます。
また枠組壁工法において、構造用合板、パーティクルボード、石膏ボードなど、一定の面材を張った壁は筋かいがなくても、耐力壁となりま す。建築物の形状や面積により、どれだけの耐力壁が必要かという基準のことを、必要壁量といい、この必要壁量の計算方法も建築基準法に規定されています。
畳(たたみ)
和室の床に敷く床材のことです。畳床に、ゴザと一般的に呼ばれる畳表を、長辺部分に帯状の麻布の畳縁を縫い付けています。西日本と東日本とではその寸法が異なります。
また、最近では畳縁のない半間角(正方形)の琉球畳もよく使われます。
垂木(たるき)
軒桁(のきげた)、母屋(もや)、棟木(むなぎ)の上に等間隔に配置固定し屋根材を支える部材のことを指します。
断熱ドア(だんねつどあ)
ドア内に断熱材や複層ガラスなどを用いた断熱性の高いドアを指します。
住宅の中で熱の流出や侵入が大きいのは壁や屋根では無く、窓ガラスや玄関ドアです。
住宅の断熱性を高める為に、窓ガラスや玄関ドアに断熱性能の高いものを使うのは効果的です。
断面図(だんめんず)
主に建物の高さ寸法を示すために用いられる、建物を垂直に切断した切断面を示す図面のことです。
地耐力(ちたいりょく)
住宅が建築される直下地盤がどの程度の荷重に耐えられる抵抗力が有るのかを示す指標のことです。
地耐力によっては地盤を補強する工事が必要なことも有ります。
2×4工法(つーばいふぉーこうほう)
断面寸法が2インチ(約5㎝)×4インチ(約10㎝)の木材で枠を組み、その上に合板を貼って壁を作る工法のことです。
軸組在来工法に比べ窓の位置や大きさなどに制限が多く、間取りプランに自由度が少なくなるのが特徴です。
坪(つぼ)
日本古来からの尺貫法(しゃくかんほう)面積単位です。
坪数と㎡数の換算式は
6尺=1,820㎜=1間
1間×1間=1坪=3,3124㎡
となりますが小数点第五位以降が切り捨てになっていますので
坪数×3,3057=㎡数
㎡数×0,3025=坪数
とするのが一般的で、各建築士会団体でも取り入れられています。
坪単価(つぼたんか)
建物の建築費用を、延べ床面積で坪換算して割った金額のことです。
吊り戸(つりと)
上枠から戸をつり下げ、左右にスライドして開閉する戸のことです。
下枠(敷居)を設けないので、床に突起や溝が付かないという利点があります。
仕切りを感じさせない一体空間を実現したり、バリアフリーを要求される場合に適しています。
吊り元(つりもと)
開き戸の丁番(ちょうばん)を取り付ける側で回転軸側のことを指します。
手摺り壁(てすりかべ)
階段やバルコニ-などの手すり部分が壁になっているものを指します。
テラス
家の母屋から突き出した部分のことをいいます。基本的に1階に作られ、ダイニングやリビングから直接出入りできるようにし、部屋と庭をつなぐ中間的なスペースのことです。
展開図(てんかいず)
図面を打ち合わせ作成する際に平面図や立面図だけでは表現できない部分的な詳細を寸法や作り方などを明記しながら拡大して表記するも指します。
主にカウンターの高さや作り方などや収納内部の棚の高さなどを個別に表記していきます。
天井高(てんじょうだか)
床面から天井面までの高さのことを指します。
建築基準法では居室は2,1メートル以上と定められていますが、 一戸建て住宅の場合は2,4メートルにするのが一般的です。
DK
食事室(ダイニング)と台所(キッチン)が一体となった部屋のことを指します。
トップライト
屋根(上方)に取り付けられた窓のことです。天窓やルーフ窓とも呼ばれます。
同じ大きさの一般の窓と比べて3倍の採光が得られると言われています。
動線(どうせん)
建物の中を、人が自然に動く時に通ると思われる経路を線であらわしたものです。
大きく分けると生活動線と家事動線があり、生活動線は、寝て起きる、顔を洗 う、食事をする、出かける、くつろぐ、入浴するといった一連の動きをつないだ線です。
家事動線は、調理する、片づける、洗濯する、干す、掃除するといった 家事にかかわる線のことです。
異なる動線が交わらず、動線が長くないことが良い間取りの条件です。
道路斜線制限(どうろしゃせんせいげん)
道路との境界線を基準に一定の勾配斜線を想定し、建築物の各部分の高さをこの斜線の範囲内に制限することで、道路や隣地の日照、採光、通風などの環境を守ることです。
日影規制(にちえいきせい)
建築基準法第56の2条に基づく規制で、日影による建築物の高さ制限のことです。
2世帯住宅(にせたいじゅうたく)
1棟の建物に2つの世帯が共に住む住宅のことです。
大きくは3種類のタイプに分かれます。
●完全分離型
玄関と各水回り設備を別々に設けて、各々世帯が内部で行き来できないタイプのことを呼びます。
●半分離型
玄関は1箇所で各水回り設備は別々に設けて、各々世帯が内部で行き来できるタイプのことを呼びます。
●同一世帯型
各々世帯が玄関と各水回り設備を共用するタイプのことを呼びます。
ニッチ
壁面に設けたくぼみのことです。飾り棚に使われます。
熱損失係数(ねつそんしつけいすう)
「Q値」ともいいます。建物全体で一定の時間に熱がどれだけ失われるかを示した指標です。この数値が低いほど、断熱性能や気密性が高いといえます。
軒(のき)
家の屋根の張り出した部分のことです。ひさしともいいます。
軒の天井のことを軒天(のきてん)や軒裏(のきうら)と呼び、軒の正面のことを破風(はふ)や鼻隠し(はなかくし)と呼びます。
野地板(のじいた)
屋根仕上げ材の下に貼って有る合板のことを指します。
建築用語の「野」を用いられる部材は一般的に見えないところに使用する部材を意味するものです。
延床面積(のべゆかめんせき)
建物の各階床面積の合計のことです。建築基準法では、建物の敷地に対する延べ床面積を、建物の形態・規模制限である容積率で定めています。
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